◇ 百千鳥の目標
わたしたちは、日本文化のゆたかな広がりをはぐくむことで、多種多様な文化が花開く世界を実現したいと考えています。古くから培われてきた日本独自の感性や情趣をもっと多くの人と共有し、 現代に、そして未来の暮らしに日本文化を息づかせるためのさまざまな取り組みを応援したい。そのために大事なことは、三つあると考えています。

一、「日本文化の担い手」となる、若手の文化継承者を応援すること。
二、これからの社会を見据えた、新しい文化的取り組みを応援すること。
三、未来の「文化の支え手」を育てること。

文化を日常的に楽しむ人文化活動に正当な対価を支払う人がいなければ、文化は存続していけません。若手の文化継承者を紹介し応援しながら、 文化を楽しみ、その真価を知る人を同時に育てていくことが、いまとても大事なのではないかと思います。
和の文化が限られた人の高級な楽しみではなく、市井の人々が生活の中で楽しみ、応援していけるものになることを目指しています。

◇ 名前の由来
百千鳥(ももちどり)」とは、「たくさんの千鳥、いろいろな種類の小さい鳥」という意味で、 日本で古くから使われてきた大和言葉(やまとことば)です。 春の山野に小鳥が群がりさえずる様子を表す春の季語でもあり千鳥やうぐいすの別名でもあります。いろいろな個性やバックグラウンドを持った人々が協力しあって、 これからのゆたかな日本文化をつくるために一緒に楽しく飛んでいけたら、という想いを込めて名付けました。ひとりひとりは千鳥のように小さな存在でも、群れて飛ぶことで 大きなうねりを起こすように、日本文化を後世に伝えていくための新しい風を起こせれば幸いです。

◇ 団 体 概 要
団体名:NPO百千鳥(ももちどり) NPO MOMOCHIDORI
所在地:
主たる事務所:〒813-0025 福岡市東区青葉5-16-8
天神事務所:〒810-0041 福岡市中央区大名2-4-22新日本ビル3F
            OnRAMP
京都事務所:〒603-8231 京都市北区紫野大徳寺63-38
URL: http://www.momochidori.org
設立:2016年 8月26日
代表者:理事長 清水美紗
定款:☛ ~ 定款 ~

◇ 沿 革
2003年 5月28日 特定非営利活動法人ハーティーケア基金 設立
         (4/18認証)
2005年 9月30日 福岡県福岡市中央区天神3丁目10-20森連ビル10F
         事務所開設
2011年 2月 7日 主たる事務所を移転(福岡市東区青葉5丁目16-8)
2012年 9月10日 NPO法人ハーティーケア基金に団体名称変更
2012年 9月10日 京都事務所 開設
2014年 7月20日 京都事務所 移転
2015年10月 1日 天神事業所 開設
2016年 8月26日 NPO百千鳥(エヌピーオーモモチドリ)に団体名称変更

◇ 少し詳しい歴史
NPO百千鳥は、2003年に設立されたNPO法人です。NPOとはNonprofit Organizationの略で、「民間の非営利組織」のことです。
設立当初はNPO法人ハーティーケア基金という名称で、訪問介護を営む有限会社ハーティーケアの社会貢献部門としてスタートしました。

当時は「暮らしの質(Quality of Life)を高める」という目標のもと、主に高齢者を対象としてお花見や演奏会などの文化イベントを開催していました。 人々が充実し、満足して質の高い人生を送るためには、四季折々の季節を感じたり、文化的な愉しみもまた重要だという理念による活動でした。

まだ、福祉も介護も欧米を見本とし、「質の高い暮らし」も海外をモデルとしていた時代のことでしたので、この頃はまだ「日本文化」に特化して はいませんでしたが、四季折々の情趣を愉しむのに、日本的な催しはとても重視していました。やがて、有限会社ハーティーケアは会社としての役目を終え、 それに伴ってNPO法人ハーティーケア基金も活動を休止しました。
  
設立から10年を目前にした2011年、東日本大震災という衝撃が日本を襲いました。ちょうど、私たちがNPOを再始動しようとした矢先の出来事でした。
私たちは考えました。これからの日本は、どんな生き方を目指すべきなんだろう?どんな生活が「質の高い人生」なのだろう?

いま日本という国は、世界で最初に少子高齢化の社会に突入し、戦後50年でつくりあげた社会や生きかたが大きく変わろうとしています。 一方で、忘れられつつあった日本人のよさ、長い時間をかけて日本が培ってきた文化にも、いま改めて注目が集まってきています。 そんな中で、いま改めて「日本」について考え直し、日本ならではの「質の高い暮らし」を考えなおしてみたいという想いに駆られ、NPO法人ハーティーケア基金は再始動しました。
  
この激動する世界をしなやかにたくましく生き抜き、日本人らしさを大事にしながら広い世界に羽ばたいていける人材を育てたい。 そのためには、日々の暮らしの中に四季を大事にし、精神を養う日本文化が息づいていることが大事なのではないだろうか。そんな想いから、わたしたちは2012年より、小さなお子さんから 大人まで対象を広げ、和の文化を市民のみなさまに広く体験し、国際交流を促進する新たな事業を展開しました。

それは地道で小さな活動でしたが、会を重ねるに連れ、賛同してくれる方、応援してくださる方が少しずつ増えてきました。私たちにとっても、 やりたいことを試行錯誤し、団体の新たな方向性をブラッシュアップする5年間でした。そして2017年、私たちは勇気と決意を持って、 新たな目標を打ち出すとともに、団体名称を変更しました。

新しい名称は「NPO百千鳥」です。これからの日本に残していきたい和の文化、和の情趣を広めていく一助となる ことを願っています。

◇ 代表あいさつ
あらゆる分野で「国際化」や「国際人」がもてはやされる昨今ですが、世界に出て本当に尊敬される国際人に大事なものとは、 単に欧米に習ったふるまいや語学力よりも、第一に「多様性を理解し受け入れる心」、そして「自分への自信」と「自国への愛情」 だと私たちは考えています。

世界にはたくさんの常識と、たくさんの価値観と、たくさんの習慣があります。そして日本にも、いまにも忘れられてしまいそうになっている 素敵な価値観と、習慣と、生き方があります。そのどれもが素晴らしく、価値あるものです。日本の価値を見直しながら、 世界を向いて生きていける、しなやかでたくましい、すてきな日本人を育てる。日本人も、日本に住む外国の方も、 「日本に住んでいてたのしい!」と言えるような日本をつくる。それが私たちの目指すところです。
  
清水美紗個人的な話になりますが、私は大学時代に発達心理学を専攻する一方でヘルパー資格を取得し、子育てや障害者福祉、介護の現場に関わってきました。
いま社会的に耳目を集めている自閉症(自閉症スペクトラム障害)やADHD(注意欠陥多動障害)といった発達障害を持つ方、精神的な困難を抱えている方、 そしてもちろん身体的な障害や病を持つ方、ご高齢の方にとっても、いろいろな生き方を理解し、尊重できる文化が日本で醸成されることは、 きっと住みやすく、やさしい国を実現するのではないかと感じています。

限られた世界での常識や「普通」や「健常」の枠に他者をあわせるのではなく、いろいろな個性を持つ方が自分の特性を見つけ、それぞれにぴったりの 暮らしや生きかたをみつけるお手伝いが、このNPO百千鳥でできることを願っています。
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